京都 俵屋旅館

日本滞在の最後のお楽しみ〜俵屋さんに来ましたよ〜。

由布院が涼しかったせいか、京都は、めちゃくちゃ暑いなぁ。

いつものように、美味しい蕨もちと緑茶をいただき、少し、ゆっくりとして、部屋のお風呂に入る。ここは、温泉でもないし、大風呂もない。槇の木のお風呂。槇って、桧より高級だそう。

そして、待望の夕食。まず、先付けは、鱚、海老、蓮根、小芋、万願寺唐辛子、椎茸などの南蛮漬け。 生鮑のすりおろしととろろ芋の小茶碗は涼を感じるね。
鱸焼き目作りは梅醤油で、海老の洗いは、イリゴマと塩でいただく。サッパリとして、食欲が湧く。そこに、ナスで鰻を包んで、葛で丸めた饅頭の吸物仕立てが。
さぁ、いよいよ、期待通りの、この時季の俵屋さんらしいお料理〜稚鮎の笹焼き。笹の香りがよいこと!焼いた石の上に笹を敷き、その上に美しく並んでますよ〜。蓼酢につけても、そのままでも、清流を想像できるような味わいでした。鱧寿司、梅の甘煮で、また舌を落ちつけたところへ、凌ぎで、魚素麺が。ゆかりを練り込んだ物とワカメを練り込んだ物の2種類に、ウズラの温泉卵がのっている。卵を崩し、素麺にからめる。出し汁に、針海苔と柚子の香りがよい。ツルツルっという食感も好き。

そして、メインは、鱧鍋。もう、言葉が出ない。美味しい〜とか、絶品とかなんてもんじゃない。語彙がないのが情けないよ〜。

強肴は、烏賊とトリガイ、ズイキの酢のもの。水ナスと胡瓜の漬け物でご飯をいただく。 デザートは、桃のワイン煮でした。

ごちそうさまでした。ありがとうございます。至福です。