冷静と情熱の間 


”冷静と情熱の間、ロッソ”を45丁目のBook Offで、やっと2ドルで買うことができた。前にブリュ(青)辻 仁成著を読んで、ずっと江国香織著の、このロッソ(赤)を読みたかったんだけど、、、どうしても単行本が欲しかったんだよね。だって、このカバーの色、綺麗なんだもの。それと、古い(1999年発行)本をまともなお値段で、外国(アメリカのこと)で買うというのも馬鹿げてるって思ってたから、、、ブックオフで買いたかったんだぁ。

”青”は阿形順正の”あおい”への思いを綴っていて、”赤”は、あおいの順正への思いを綴っている。恋愛小説なんだけど、舞台がイタリア、フィレンツェとミラノだし、二人の職業も芸術に関わっていたりして、全体にアートな雰囲気が漂ってるんだよねぇ。

”青”の辻仁成の心理描写も美しかったけど、江国香織が、化粧やジュエリーなどの小道具、またはキッチンやバスルームという設定の中で、主人公あおいの心理描写をするのが、すばらしくうまいなぁって感心しながら、惹きこまれてる。